診療のご案内

リハビリテーション科

国立病院機構新潟病院 リハビリテーション科

リハビリテーション科では「こどもからおとなのすべての年齢の病気・障害」や「いかなる難病」に対しても、医学的アウトカムの改善と患者・ご家族の笑顔を目標に様々な治療・指導・相談を行っています。
特に神経難病・筋ジストロフィー・脳性麻痺・発達障害・呼吸器疾患・脳血管疾患等の患者様のリハビリテーションを積極的に取り組んでおります。
医師・看護師・医療ソーシャルワーカー・児童指導員・保育士・特別支援学校教諭など多部門と連携し患者様一人一人を支援します。

リハビリテーション棟入口 理学療法室
小児リハビリテーション室 作業療法室 言語聴覚療法室

スタッフ紹介

リハビリテーション専門医 1名 (毎週水曜日)
理学療法士 18名
作業療法士 15名
言語聴覚士 5名
理学療法助手 2名
クラーク 1名

認定資格取得者

BSLインストラクター 3名
3学会合同呼吸療法認定士 9名
がんリハビリテーション研修終了 6名

施設基準

脳血管疾患等リハビリテーション(T)
廃用症候群リハビリテーション(T)
運動器疾患リハビリテーション(T)
呼吸器疾患リハビリテーション(T)
がん患者リハビリテーション
難病患者リハビリテーション
集団コミュニケーション障害児(者)リハビリテーション

各部門紹介

理学療法部門 PT:PhysicalTherapy

生命維持に必要な呼吸器機能の維持・改善、基本的な運動動作の獲得、日常生活での運動機能の発揮や維持のための運動療法や生活上の工夫を提案します。
ロボットスーツ HAL・促通反復療法・天井走行リフト・ホイスト利用での歩行練習・アンウェイシステム利用での歩行練習等、最新機器や手技を導入し、機能の改善に全力を尽くします。必要に応じて、補装具・車椅子の作成の援助も行います。


アンウェイシステム

天井走行リフト

All-in-One Hoist

呼吸理学療法

物理療法

作業療法部門 OT:Occupational Therapy

作業療法の「作業」とは食事や排泄などの身の回りのこと、趣味や仕事といったその人を取り巻く日常の生活行為全てを意味します。 病気や怪我により「できなくて困っていること」「以前のように、もしくは新しくしてみたいこと」に対して、その人らしい生活行為の遂行を支援します。 個々の症状に運動療法、食事や排泄、入浴、更衣、整容などの日常生活練習、趣味活動やコミュニケーション支援、生活環境の調整など行っています。 また、最新機器や治療法を取り入れたリハビリテーションにも積極的に取り組んでいます。


自助具(使いやすくデザインされた
日常生活用具)の使用練習
 
  手指の反復促通療法(川平法)   シュミレータ-機器を用いた
  自動車運転再開支援
 
遠隔テレプレゼンスロボットによる
外出支援
 
作業活動(ちぎり絵)を用いたリハビリ 3Dプリンターを用いた自助具作成
   
 様々な意思伝達支援による
 コミュニケーション支援
   

言語聴覚療法部門:SpeechTherapy

話す、聞く、表現する、食べる…。誰でも自然に行っていることが病気や事故、加齢で不自由になることがあります。また生まれつきの障害で困っている方もいます。
そのような、ことばによるコミュニケーションに問題がある方、食べること・飲む込むことに問題がある方に対して、こどもからおとなまで全ての方に専門的なサービスを提供し、その方が自分らしい生活を送れるよう支援します。
当院では神経難病や筋ジストロフィーや脳性麻痺などで、口やのどの機能低下で飲み込みがうまくいかなくなった方も積極的に練習を行い、安全に美味しく食べることができるよう支援しています。

集団コミュニケーション療法ことばの発達の練習発声の練習

リハビリテーション科の特色

・筋ジストロフィーのリハビリテーション

筋ジストロフィーには様々な型があり、進行や病状も多岐にわたります。病気が分かったときから筋の短縮・関節拘縮・変形予防のために、リハビリテーションは重要です。ご家族の方にはご家庭でもできるようなストレッチやマッサージの方法を指導し、保育園や学校生活での注意点などをお伝えしています。
病気の状態に合わせて、呼吸リハビリテーションで呼吸を楽にして咳や痰を出す練習を行います。移動手段として車椅子や電動車椅子などの検討・作製します。また体の変形を抑えるための装具を作成する場合もあります。
患者様の希望に合わせTVやPCスイッチを押しやすいものに改良・作成も行います。食事のときに疲労を少なくできるような箸やスプーンの選定、食事のときの姿勢や食べ方、食形態の検討・見直しを行い、患者様一人一人に合わせた生活の支援を行っています。

呼吸器装着で
電動車椅子に乗り外出
操作スイッチの工夫@
 
操作スイッチの工夫A
 
呼吸器装着にてパソコン操作
 
遊びを通したバランス練習
 
・重症心身障がい児(者)のリハビリテーション

身体機能維持・向上のため、ストレッチや姿勢の検討・ポジショニングなどを行います。必要に応じ、補装具・車椅子の作成にも関わります。成長発達に合わせ、持っている能力を最大限に発揮できるように促通反復療法、ボバース理論等を取り入れています。
また、自己表現手段や新たな趣味活動開発などを目標に行っています。体や運動の面のみでなく感覚や知的機能、環境などの面からも援助しています。重い障がいがあっても楽しく暮らせるよう、ご本人のやりたい気持ちをサポートできるように一緒に考えていきます。
さらに、嚥下機能の評価・訓練を通して楽しく食事ができるよう支援します。ひとりひとりの状態をみながら、姿勢やスプーン、食事形態・介助の仕方などを調整し、「口唇閉鎖」や「舌を動かす運動」「咀嚼」などの食事に関する機能訓練も行っています。

    
パソコンに挑戦
遊びを通した発達支援

・ロボットスーツHALを用いたリハビリテーション

神経・筋疾患や脳卒中片麻痺による歩行不安定症に対して、ロボットスーツHALを着用したリハビリテーションを積極的に行っています。
HALは 装着者の「動きたい」という脳からの信号を皮膚表面に貼り付けた電極を通して "生体電位信号"を読み取り、それに応じて立ち上がりや歩行などの動作のアシストする着用型ロボットです。
歩行が不安定になった方により安全に、自分の思うように足を動かせる感覚を感じていただきながら、運動学習を促し立ち上がりや歩行の改善を図ります。

All-in-One Hoist
+
ロボットスーツHAL
アンウェイシステム
+
ロボットスーツHAL
HALトレッド
+
ロボットスーツHAL


HAL単関節モデル

HAL単脚モデル

※ロボットスーツHALの使用には医師の診察が必要となりますので、
当院神経内科の受診をお願い致します。
紹介状をお持ちの方は診察の際にご持参ください




・小児のリハビリテーション
●運動発達の遅れ

「ハイハイをしない」「なかなか歩かない」や検診で発達の遅れを疑われた場合などが対象になります。 子供の発達段階にそって発達を促すような運動や遊びを提供し必要な刺激を入れながらより良い反応を促します。 またご家族の関わり方、家での接し方のアドバイスを行っています。 ご家庭で精神的にも運動機能的にもより発達を促せるような援助・相談・助言を行っています。



●ことばの遅れ

「こちらの言っていることは分かっているのにしゃべらない」、「ことばの理解が同年齢のこどもに比べて遅いような気がする」、など"ことばの発達の遅れ"が心配されるお子さんに対して遊びや課題を通してことばやその土台の発達を促します。 また、園や家庭でできる遊びや関わりについての相談・助言を行い、それぞれのお子さんがその子らしく過ごせるよう支援を行います。 また、「さかな」を「たかな」というなどの発音の誤りについても相談・訓練ができます。



●自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)

「視線が合いにくい」、「耳が聞こえないわけではないのに呼んでも振り向かない」、「同じことの繰り返しが好き」、「同年代の子どもとの関わりが少ない」、「癇癪・パニックを起こしやすい」、「特定の音や感触を嫌う/好む」・・・など、社会性・コミュニケーション・こだわりなどの問題を持つお子さんの"感覚"、"運動"、"遊び"、"ことば"に対して必要に応じて理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が多職種で発達支援を行います。 お子さんの持つ問題を改善して適応行動を増やし、年齢相応の身辺自立(ADL)の獲得を促して、周りとの適切な関わりを展開できるようにお手伝いをします。



・認知リハビリについて

もの忘れには年齢によるものと、認知症状によるもの忘れがあります。 この認知症状によるもの忘れやその他の症状(ことばが出てきにくい、行動の問題)について検査を行っています。 検査結果に基づき、患者さまの状態に合わせた対応方法のアドバイスを行い、患者さまがその方らしくご家族さまと一緒に生活ができるように支援を行います。



・ALS、パーキンソン病などの神経難病リハビリテーション

様々な神経難病に対してそれぞれの症状に基づいたリハビリテーションを進めています。 疾患と共に生きる患者様の日常生活動作や生活の質の低下予防・改善を目標とし、残された機能を日常生活場面で有効に利用するために通常リハビリテーションプログラムに加え、生活や活動環境の見直しや補助具・自助具の提案、ご家族の方を対象とした効率のよい介助指導等を行っています。 機能の改善および向上が困難な患者さんにも、いかにして現状を維持していくかという目的を持って訓練を進めています。 最近では、ALS等でコミュニケーション困難の不安を抱えている方や、日常生活での不便さが増してきた方に対して、補装具・日常生活用具等の制度の活用を支援し、様々なスイッチや機器の選定を行い、病棟生活の中で実際に使用していただく「機器調整入院」にも取り組んでいます。 また、嚥下機能の評価においては言語聴覚士の正確な評価をもとに安全に食事がとれるよう対応しています。



・難病デイケア

毎週木曜日、新潟病院1階の難病デイケア室にて行っています。 神経難病(パーキンソン病)の方の在宅生活をサポートするために提供されるものです。御本人、家族の身体と心が元気になるよう、医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・地域医療社会事業専門員(MSW)等と、同じ病気の仲間がともに楽しく過ごす場所です。

※難病デイケアの申し込みにつきましては
  病院代表番号(0257-22-2126)にて火曜〜金曜15時以降に
  地域医療連携相談室の小池または瀧澤へご連絡下さい。



 


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