多発性硬化症と間違えられるような疾患にはどのようなものがありますか?
多発性硬化症の一番の特徴は、臨床症状が「時間的、空間的多発性」を示すということです。このように症状に緩解再燃があり、多発性の病巣を持つものとしては、次のような疾患があります。
- 梅毒
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血清、髄液の梅毒反応が参考になります。
- 神経ベーチェット病
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男性に多く、口内炎、粘膜潰瘍、虹彩毛様体炎などを伴い、血液、髄液の炎症所見があります。
- 膠原病
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エリテマトーデス、結節性多発動脈炎などが問題となります。皮膚症状、発熱、関節痛などがあり、血液に特異的、非特異的な炎症所見が見られます。
- 多発性脳梗塞
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高齢者に多い。発症が急のことが多い。画像病変で、病巣は血管領域支配に一致すること、白質だけでなく、皮質病変も含むことが参考となります。
- 脳原発の悪性リンパ腫
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多発性に出現することがあり、副腎皮質ホルモンが奏功することも多い。画像所見が参考となります。
- 脳幹の海綿状血管腫
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若年者で、脳幹の症状を呈しますが、一度良くなっても再発しやすい。脳の画像(MRI, CT)所見が参考となります。
また、多発性硬化症に似た症状を示すために、多発性硬化症の患者に対して誤ってつけやすい病名としては、次のような疾患があります。
- 脊髄小脳変性症
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左右対称性で急性増悪はなく、緩解ということもありません。末梢神経障害が見られることがあります。
- 脳脊髄腫瘍
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単相性 、進行性の経過、脳圧亢進症候、画像所見が参考となります。
- 頚椎症
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根神経の症状、頚椎x線検査所見、頚髄MRI所見が参考になります。
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