正常圧水頭症
この項の目次
- 水頭症とは?
- 水頭症には
- 正常圧水頭症の原因は?
- 正常圧水頭症の症状は?
- 正常圧水頭症の治療は?
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脳脊髄は、頭蓋骨で囲まれていますが、骨との間には脳脊髄液があって脳脊髄を保護しています。脳脊髄液は側脳室の脈絡叢で産生され、側脳室、第三脳室、第四脳室から脳表のくも膜下腔に入り、頭頂部のくも膜下腔のくも膜顆粒で静脈に吸収されます。脳脊髄液は1日に3回、入れ替わり、総量で150 mlも産生されるといわれます。水頭症(hydrocephalus)とは、脳脊髄液が過剰に作られたり、吸収され難くなったり、あるいはその循環経路のどこかで髄液の流れが悪くなったりして、脳室が拡大する病気です。
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- 非交通性水頭症
- 脳室内のどこかで脳脊髄液の流れがブロックされた場合におきます。中脳水道が狭くなっている場合が場合が多く、乳児に多く見られます。脳圧が高くなり、頭痛、悪心、嘔吐などの症状がでます。
- 交通性水頭症
- くも膜腔の閉塞または髄液の吸収障害のために脳脊髄液が脳室内に溜まりやすいものです。
正常圧水頭症はこのタイプです。
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- 特発性
原因は不明ですが、高血圧があり、脳卒中(脳出血、脳梗塞)の既往のある人がなりやすいので、脳動脈硬化を基とした微小な脳梗塞などのために脳室周囲組織の弾力性が低下して、わずかな髄液循環障害によって脳室拡大が起きてくると考えられています。脳室がいったん拡大すると、周囲脳組織の虚血がいっそう進行して悪循環し、水頭症が進行していきます。
- 続発性(約90%)
以下のような原因によって、くも膜の炎症が起こりくも膜腔の閉塞、髄液の吸収障害が起きるものです。
- くも膜下出血
- 頭部外傷
- 髄膜炎
- 脳腫瘍に合併
- その他
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三大徴候
- 痴呆
- 物忘れが多く、自発性や意欲の低下が目立ち、日常動作が緩慢となります。
- 歩行障害
- 小刻み歩行で不安定、片足立ちが困難となります。進行すれば一人で歩けなくなります。
- 尿失禁
- 尿意を催してから排尿するまでの時間が短い(尿意切迫)ため、失禁してしまいます。
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脳室- 腹腔シャント手術のように余分な髄液を身体の別の部分から吸収するためのシャント手術が行われます。
手術は、発症3か月以内、遅くとも6か月以内に行わなければ効果が期待できないとされますので、症状を放置することなく、神経内科医と脳外科医の連携の基に早期診断、早期治療が行われることが必要です。
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