食事・水分摂取
- 原則として栄養のバランスのとれた食事ならなんでも結構です。自分の身長や体重に合わせて適当量を摂取してください。一般的に塩分は取りすぎないようにといわれておりますが、パーキンソン病では起立性低血圧など、低血圧の場合も多く、こうした場合は塩分の制限はかえってマイナスとなります。
- 咀嚼や飲み込みが遅くまた不自由な場合には、食物を小さく切ったり、柔らかいものを摂取するのが良いでしょう。また、食事動作が遅い、細かい動作ができない場合にはスプーンやストローなどを使用するのも良いでしょう。自分で食事をするように心がけることが大切です。
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食べやすく、むせにくい食事の工夫
経管栄養補給について
- 一回の食事に時間がかかり充分な食事量が取れない場合には回数を増やすのもひとつの工夫でしょう。
- 便秘になりやすいので充分な水分をとるようにしましょう。
- とくに夏や食欲がなく食物摂取が不足している場合などは水分摂取が不足になりがちなので、脱水に気をつけましょう。 転倒、外傷に気をつけましょう転倒傾向が強く、一旦倒れ始めると自分でとめることができず、また腕などでうまく支えることができないために、大けがをすることがあります。落ち着いて行動し、室内は転倒しても外傷を最小限にするよう工夫しましょう。また、薬を服用しはじめると、急に動けるようになるため、不注意な行動をしがちになります。それまで動けなかったために運動がぎこちなくなっており、その上骨も柔らかくなっています。この時期に転倒し大腿骨の骨折をすることがあります。気をつけましょう。 合併症に注意 体温調節がうまくいかないため風邪をひきやすい傾向にあります。良い環境をつくり合併症を防ぐようにしましょう。
生活上の工夫
- パーキンソン病の方は、布団の上で寝返りするなどのちょっとしたことがうまく出来ず大変苦労されることが少なくありません。しかし、ベットあるいは布団の上に茣蓙(ござ)を引いておくとというちょっとした工夫で、寝起きの動作が大変動きやすくなります。花ござは夏に凉しく眠るための道具として田舎では古くから用いられてきましたが、ござがない時には腰の下に段ボールを引いておくだけでも違います。
- パーキンソン病の方は、トイレへ行けても身体が搖れたり、姿勢が不安定なためにトイレを汚してしまうことがあります。そのようなときには部屋で尿器を用いるのではなく、トイレまで行って、トイレの中で尿器あるいは安楽尿器を使用するようにするとトイレを汚さないでうまく行くことがあります。
リハビリテーション
- 精神的、身体的リハビリテーションに努めましょう。自分のことはできるかぎり自分でしましょう。
パーキンソン病のリハビリテーション
家族の方へ
- パーキンソン病は大事に寝かせておく病気ではありません。家族の方もパーキンソン病と患者さん自身の状態を良く理解し、時々により介助すべきか、自分でやってもらって見守るかを判断し適切な介助に心がけましょう。 体調が悪い場合すべてをパーキンソン病のためと思わないようにしましょう。すべてがパーキンソン病のせいであるとおもいがちです。合併症である場合もあります。または、普通の老化現象である場合もあります。自分では判断できない場合は主治医の先生に相談しましょう。
神経難病によるADL低下とその対策