近年行われている副腎皮質ホルモンの投与は病気進行の鈍化だけではなく、筋力増強も望めるという成績が発表されるようになり注目を浴びています。1987年以降、アメリカを中心として続々と治療結果が発表され、1990年代に入り副腎皮質ホルモンの効果については肯定的な趨勢となってきていますが、たくさんの副作用が考えられるためか日本では行っている医師は多くありません。ステロイドの投与量については、少量投与と大量投与では大量投与の方が効果があったとされています。1993年イギリスからプレドニゾロン0.75mg/kg体重を月に10日間投与する方法が報告されました。この方法ではステロイドの副作用もほとんど出現しないため筆者もこの方法で投与を行っています。
副腎ステロイドがなぜ筋ジストロフィーに効果があるのかは未だ分かりません。