入浴と清潔の問題
進行する筋肉の萎縮や変性により自分の力で身体を洗ったり、入浴することができなくなります。上手くタオルを使えなくなったり、一人で浴槽に入る力がでないなどです。また、症状が進むにつれて寝返りができなくなると、背中や腰に床ずれ(褥創)が出来やすくなります。これを防ぐためには、体位変換と身体を清潔に保つ必要があります。身体が不潔になると、床ずれが出来るだけでなく、本人や周囲の人々にとっても汗や垢などによる体臭により不快感を起こし、生活範囲が制限されたり、生きる意欲を失わせる原因の一つとなります。
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- 家族やヘルパーの協力を得て入浴します。
入浴中の溺水が心配です。一人で入浴するのではなく、家族の協力が必要です。
浴室で行水をしたり、椅子に腰掛けてシャワー浴をするのも良いでしょう。
- 清拭(せいしき)をする
温かいタオルで体を拭くことです。いつでも簡単に出来、部分的に分けて行うこともできます。少し熱めのお湯を洗面器に用意すると拭くときに丁度良くなります。
- 部分浴(ぶぶんよく)する
一度に身体全部を清潔にしようとするのではなく、手・足と分けて洗います。
例) 足浴・手浴(椅子を使ったり、寝ながらでも出来ます)
- 大きめのビニールを用意し、ビニールの上に新聞紙を敷きます。
- 足が入るくらいの大きめの洗面器に適温のお湯を入れ、ゆっくりと踵の方から熱さを確かめながら浸します。
- 石鹸を使い、汗垢を落とします。湯を取り替え、水分を拭きとって乾かします。
例) 洗髪する
- 寝たままでも、アルコール(消毒用エタノール、50%)洗髪や市販のドライシャンプーを使用しても洗髪が出来ます。
例) 陰部清拭
- 大きめのビニールを用意し、ビニールの上に新聞紙を敷き、これをお尻の下に敷きます。(紙おむつを利用しても良いでしょう)
- 37〜38゜Cのお湯をペットボトルなどに用意します。
- 石鹸で洗った後、湯をゆっくりと陰部に流してきれいにし、タオルで拭きます。
- シャワーボトル
陰部、でん部の汚れは福だけでは清潔を保つことが困難です。洗い流すことで、膀胱炎、尿道炎、ただれ、床ずれ(じょく創)の予防になります。
シャワーボトルは、注水口の角度が自由に変えられ、ボトルを指で軽く押せば注水口より水がシャワー状にでてきます。1500円くらいで市販されていますが、工夫して自作することも可能です。
社会資源の活用
入浴サービスやデイサービスなど、公的・私的な保健福祉サービスの活用があります。
最近では、自宅まで出張して整髪、美容を行ってくれる 美容師、理容師もでてきていますので、身体が不自由だから仕方がないと諦めないで、自分の好みに整容をし、気分を変えてみるのも良いでしょう。
出張理美容サービス
下記の団体に所属する美容師、理容師が訪問理美容サービスを行っていますので、問い合わせてみてください。
- 全国理容生活衛生同業組合 TEL 03-3379-4111
- 全国介護理美容福祉協会 TEL 0426-77-0111
- 日本スキンヘルパー協会 TEL 03-5295-8831
- 日本福祉ネットワーク協会 TEL 0120-294-386
また、美容院などにも車椅子のままで利用できるお店もでてきましたので、色々情報の網を広げて利用されたらよいでしょう。
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