褥創をめぐる問題



褥創とは?

寝たきり、またはそれに近い状態で体位変換が不十分だったり、局所の清潔維持が出来なくなると、簡単に褥創が出来て、皮膚から筋肉、更に深部の組織の壊死を生じてきます。褥創は感染を招き、更に身体の活力を低下させますので、予防に努めなければなりません。

褥創を予防するには?

褥創の発生要因としては次のようなものが上げられます。

褥創を予防するには、上記の要因を防ぐことです。つまり、

褥創の最良の治療法は予防です

褥創の出来るときには一夜にして相当ひどい褥創を生じることがありますが、それを治癒させるのは容易ではなく、1年以上もかかることも珍しくはありません。褥創の予防のためにはどんなに注意を払っても払いすぎるということはありません。

褥創の治療法は?

  1. 栄養管理
    全身の栄養状態が悪かったり、感染症があると、いくら局所の治療をしても褥創が改善しないことがあります。

  2. 体位交換

    昼間は出来るだけ座位を取らせます。その際に身体がずり下がることによりお尻の皮膚が深部組織とずれないように注意が必要です。
    車椅子のような身体にきちんと適合し、姿勢を正しく保てる椅子に腰掛けさせているのが体力の維持のためにも重要です。夜間は(座位になれない方では昼間でも)2〜3時間毎に寝返り(体位変換)を介助します。

    床ずれの予防と福祉機器

    日本褥瘡学会

    褥瘡を考える会

  3. 局所の治療

褥創の分類と局所の治療法のまとめ

色による分類黒色期黄色期赤色期白色期
創面の状態黒色痂皮の付着壊死組織の付着
浸出液過多
感染の存在
不良肉芽の形成
肉芽形成良好
感染は制御
上皮化
求められる局所療法外科的に切除
感染制御
生食で洗浄
壊死組織の除去
浸出液の吸収
感染の制御
生食で洗浄
肉芽形成促進
上皮化促進
創面の保護・収縮
外用薬ゲーベンクリームエレース軟膏、ユーパスタ、カデックスなどオルセノン、アクトシン、
デュオアクテイブドレッシングなど
アクトシンなど

褥創の治療の要点



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