廃用症候群について
健康人であっても、使わないと筋肉の萎縮、関節の拘縮は意外と速く進行します。安静による筋力低下は、1週目で20%、2週目で40%、3週目で60%にも及びます。
この筋力低下を回復させるためには意外に長くかかり、1日間の安静によって生じた体力低下を回復させるためには1週間かかり、1週間の安静により生じた体力低下を回復するには1か月かかるといわれます。
このような安静によって生じる臓器の退行性の変化、臨床症状を廃用症候群といいますが、筋肉や関節だけではなく種々の臓器に生じてきます。
廃用症候群によって生じる症状には、
- 運動器障害
- 筋萎縮、筋力低下
- 関節拘縮
- 関節の動く範囲が制限され、無理に動かそうとすると痛みを生じる。
- 骨粗鬆症
- 骨がもろくなり、折れやすくなる。
- 腰背痛
- 五十肩
- 循環器障害
- 起立性低血圧
- 寝た位置から起こすと血圧が下がり、脳貧血症状を起こし、歩行不安定、転倒の原因となります。
起立性低血圧について
- 静脈血栓症、肺塞栓症
- 肺炎
- 浮腫(むくみ)
- 褥創(床ずれ)
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褥創をめぐる問題
- 自律神経障害
- 精神障害
- 抑うつ、無為無欲状態
- 食欲不振、拒食
- 睡眠障害、不眠
- 仮性痴呆
- その他
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