胃瘻と経鼻胃チューブの比較

 胃瘻経鼻胃チューブ
チューブ交換時の苦痛ない ある
自己抜去の頻度少ない 高い  (特に協力的でない場合には高頻度)
逆流性食道炎、誤嚥性肺炎の合併少ない 多い (*)  
顔の外観普通 鼻孔にチューブが固定

*経鼻胃チューブのために咽頭内が常に不潔となり、咽喉頭の浮腫、感覚低下、嚥下運動の阻害を来たし、胃食道逆流の原因となる


経皮的内視鏡的胃瘻造設術の概要

  1. 左上腹部(左肋骨弓と臍部の中間あたり)の皮膚を消毒する。
  2. 胃内視鏡で胃壁を内側から観察しながら、局所麻酔下に胃壁腹壁固定を行う。
  3. 皮膚切開(約5mm)を行い、そこからトロカール針(外筒と内筒針からなっている)で胃壁を通して胃内に刺入する。
  4. トロカール針の内筒針を抜き、外筒の中にバルーンカテーテル(10Frまたは12Fr)を挿入する。
  5. 外筒を抜いてカテーテルのバルーンを蒸留水3〜7 mlで膨らませ、カテーテルが胃の内側から抜け出さないようにする。
以上に要する時間は、局所麻酔で、20分くらいである。

経管栄養の開始は、術後2日目より開始することが出来る。

胃瘻部は、週2〜3回程度、消毒してガーゼを当てておくだけでよい。
胃瘻が完成してしまえば、それほど扱いに注意する必要はない。
入浴も普通に出来る。

胃瘻カテーテルは、始めはゴム製のものを用いるが、胃瘻の完成(1〜2か月)後はシリコンチューブを用いることにより交換の頻度を少なくすることが出来る。通常は4週間に1回交換するが、詰まらねばそのまま使うこともできる。

胃瘻のバルーンを生理食塩水などで膨らませると、バルーンがつまり、チューブ交換時にバルーンより水を抜くことができなくなることがある。

酸化マグネシウムのように、チューブを詰まりやすくする薬剤がある。



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