歩行のふらつき

小脳性運動失調のときには、一直線には歩けず、足幅を広げて酒に酔ったようによろよろと歩くようになりますが、ついにはよく歩けなくなります。また、ある種のタイプでは病初期に足が突っ張って歩きにくいものもあります。

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転倒して怪我をすることが多いのですが、どうしたらよいでしょうか

歩行障害の軽いときには、廊下、階段などに手すりを付けることが勧められますし、頭部の怪我を防ぐために、頭部保護帽も有用です。また、不安定な物(障子、家具など)に掴まって怪我をすることも多いので壊れやすい物、危険な物は近くに置かないように注意しましょう。症状が強くなり、一人では歩けなくなった段階では、歩行器を用いたり、車椅子などの移動用器具が必要になります。
ベットから車椅子、あるいはポータブルトイレに移るときには、ベット脇に
移動用バーがあると動きやすくなります。

身体障害者のための住宅改造

脊髄小脳変性症における家屋改造のポイント

頭部保護帽の写真
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移動用器具について

杖にはステッキ型のものから、3点杖、4点杖のように安定性が高く、立位バランスが不安定でも用いることのできるものがあります。また、歩行器にはキャスターのない固定型、あるいは交互型四脚歩行器からから、四脚二輪歩行器のように前二輪にキャスターを付けたタイプがあります。四脚二輪歩行器は後脚を持ち上げて押すだ けで前進でき、手の弱い人にも向いています。車椅子は、身体の寸法、障害の特性、程度にあったもので、病気の進行具合にあったものを選ぶ必要があります。購入する前に専門医に相談されることが望まれます。

図1図2図3図4
図1は四点支持杖:両手に四点支持杖を使用、足首には下肢の安定性を保つために0.5kgの重りを巻き付けている。図2は交互型四脚歩行器:軽度の小脳失調症の方の歩行の補助には有効である。 図3は車椅子の利用:中等度以上の運動失調症では車椅子を押して歩いた方が歩きやすい。下肢の安定性を増すために足首には、重りを負荷している。図4はキャスター付きの歩行器:歩行器が軽いと、失調性の体重移動に伴い歩行器が前後に動きやすく安定性に欠ける。ブレーキ付き、歩行器自体にも重りを付けて動きにくくしたものがよい。
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